自分自身や人に”変化”を起こす為のコツを解説した本!!
私のこの本を読んでの感想は『変化する(起こす)為のコツを示した本』です。
『変わりたくても変われない』『変化を起こしたいけど何をやっていいかわからない』『自分を変えていきたい』といった方に対して手助けの1つとなる本だと思います。
『感情』を『象』、『理性』を『象使い』に例えて、様々な事例を交えて『変化』を起こすコツについてわかりやすく説明してくれています。
内容の結論としては
象使い(理性)に方向を教え、象(感情)にやる気を与え、道筋(環境)を定める!!
以下の順番で私が重要だと思った内容を私なりの解釈で出来るだけ簡単にまとめて見ようと思います。
- 変化出来ない原因についての勘違い 3つ
- 変化を起こす為のコツ 3つ 方向性と感情と環境
①変化出来ない原因についての勘違い 3つ
変化出来ない原因について私たちは3つの勘違いをしていると言います。
まずは、この勘違いを把握していきましょう。
1:人の問題の様に見えて実は環境の問題
『私は朝が弱いから早起き出来ない』『みんながルールを守らないから変わらない』みたいに考えてしまうことってありますよね。
私たちは早起き出来ない・新しいルールが定着しないなどの変化出来ない理由を、自分や他の人の『人間性』が理由だと考えてしまいがちです。
しかし実際はただ今の『環境』が原因であるケースが多いのです。
朝起きれないのも、あなた自身の人間性の問題ではなく、朝部屋が暗いから体が起きないとかかもしれません。
また、ルールが守られないのも、みんながルールを守ることが出来ない、またはルールを守ることで大きな不利益がある状況があるからが理由かもしれません。
変化を望む時は、まず自分達の『環境』に目を向けて環境を変えていくことを考えてみましょう。
2:怠けているように見えて、疲れているだけ
『自分は意志力がないから変われない』などと思ったことがある人は少なくないのではないでしょうか❓
私も少なからず自分が変われないのを自分の意思力が弱いからだと考えたことがあります。
しかしそれは怠けている、『意志力(セルフコントロール)』の強さの問題では無くただ単に疲れているだけかもしれません。
人の『意志力(セルフコントロール)』は消耗する資源です!!
人は疲れていると『意志力(セルフコントロール)』が出来なくなり欲望に弱くなります。
この認識をしっかり持った上で変化に取り組むことが重要です。
3:抵抗している様に見えて、戸惑っているだけ
変化を起こそうとすると、なんだかんだ理由をつけて変化に対して抵抗をすることってありますよね。
その本当の原因は変化に抵抗することではなく、『具体的なやり方、行動がよくわからない』『考えすぎてよくわからなくなった』から戸惑っているだけなのかもしれません。
考えすぎないようにとびきり明確な指示が必要なのかもしれません。
②変化を起こす為のコツ3つ 方向性と感情と環境
変化のコツ 1 :象使い(理性)に方向性を教えよう!!
変化の必要性を感じていても、変化するためにどんな行動を取ればいいのかがわからないないと、戸惑ってしまい、変化しない方が確実だと考えてしまって行動につながりません。
まずは進むべき方向性を指し示しましょう
方向性を指し示すためには以下3点を行ってみましょう!
- 目的地を指し示す → 変化の具体的な目的とそのメリットを明確提示しましょう。
- 最初の1歩の具体的行動を決めましょう → 曖昧さ的です。まず1つの小さな手軽に出来る新しい行動を明確に示しましょう!
- ブライトスポット → 変化させたい事が上手くいっている例を探してそこから学び・行動しましょう。
変化のコツ 2 :象(感情)にやる気を与えましょう!!
方向性がわかっても感情が動かなければ人はやる気にはなれません。
感情を動かすための方法として以下3つを試してみましょう。
- 体感しよう(させよう) → 変化に成功した大半のケースは『見て、感じて、変化する』。データや理屈だけでなく体感に訴えかけよう!!
- 変化を細かくしよう → 人は大きな変化を嫌います。簡単に出来るところまで変化を細分化しよう!
- アイデンティティに訴えかけよう →『自分は何者でどんな状況で仲間ならどう行動するか』小さな行動で自分はどんな人間かというアイデンティティを育てよう!
変化のコツ 3 :道筋(環境)を整えて行動しやすい状況を作りましょう!!
人間は環境に大きく影響を受けて行動が変わってきます。
また、やる気とやるべき方向性があっても環境が整っていないと継続して行動を続けることは困難です。
以下3点を意識して自分や状況にあった環境を作り出していきましょう。
- セルフコントロールするよりも環境を整える → 意志力を発揮しなくても行動につながる環境を作ろう!
- 変化を支える習慣を取り入れる → 目標達成の手助けとなる小さな習慣を作ろう。細分化と行動のハードルを出来るだけ下げると上手くいく!!
- 仲間を集める →自分と同じ目標を持つ仲間を作ろう! 私たちは周りの人の行動を見て自分の行動を決めている!
とりあえず私がやるべきだと思ったこと
この中で自分が
- 目的を明確に定めよう!! → 努力の方向性を間違えないよう。
- 変化を細かくして感情が敵に回らない様にしよう!! → 自分を味方につけよう。
- 行動を妨げる環境を減らし、少しずつ行動を習慣にしよう!! → 自動で行動につながるようにしよう。
です。
意志力が弱めと自覚する私としては、出来るだけ意志力を必要とせず良い行動が取れるように、『目的に合わせて少しずつ環境を整える!!』が有効かなと思っています。
なんにせよ『行動』がないと変化は起こらないと思うので、自分にとって良い『行動』を意志力を必要としないで出来る様に『環境』を工夫していこうと思います!!