結論:コントロール出来ない物事を受け入れられないとストレスになる
ストレスの根本的原因として『受容のアンバランス』というものがあります。
これは、自分がコントロール出来ない人生の問題を受け入れることが出来ない状態のことです。
仕事で大きなミスをした時こんなことを思ったことはないでしょうか❓
『あの時にもっとちゃんと確認していたらミスなんて起きなかったのに・・』
この場合ミスを起こしてしまったのは確定した事実でありいくら悩んでもコントロール出来ません。
過去のことばかり考え続けていたら、嫌な事が心の中で増幅されていくばかりでストレスが溜まっていく一方です。
こういったストレスを回避するには、過去の事などどうしても変えられない事はそのまま受け入れることが出来る『受容』の精神を鍛える必要があります。
ネガティブな体験を避けようとするほどネガティブになる
誰でもネガティブなたいけんは嫌なものです。
しかし生きている限りネガティブな感情から逃れることは出来ません。
この自分の感情を受け入れることが出来ないとマイナスの心理的メカニズムが働いてしまいます。
- イライラ・不安から目をそむけて「ないもの」として扱う。
- 感情を強引に抑えつけるせいで逆に『イライラ・不安に』に意識が向かってしまう
- 意識が向かうとネガティブな感情が必要以上に誇張されてしまう
- 大きくなったネガティブ感情によりストレスが悪化する
ストレスにならない為にネガティブな感情を避けることは逆効果です。
ストレスに強くなりたいなら、『受容』の精神を育て人生の現実を積極的に受け入れていく必要があります。
受容の精神を鍛える名言
受容の精神を鍛える上で『受容の精神を表現した名言を読む』という方法があります。
『ただ読むだけか』と思う方もいると思いますが、ノースウエスタン大学の実験でもストレスによる食べ過ぎの減少など結果が得られた侮れな方法です。
私の気に入っている受容の精神の名言を3つ紹介したいと思います。
誰かの怒りにこだわることは、その嫌いな相手が、あなたの頭に住み着く権利を無料で与えたのと同じだ!!
アン・ランダース (アメリカの女性コラムニスト)
時々自分のしがみついているものに本当に価値があるのか確かめ、手放さねばならない
作者不明
変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。
ラインホールド ニーバー (ニーバーの祈り)
名言を読む以外にも、瞑想やアドラー心理学の『課題の分離』といった考え方が受容の精神を鍛えるのにおすすめです。
最後にまとめ
- コントロール出来ないことに囚われてしまうとストレスが大きくなる
- ネガティブな感情を無理に否定するとネガティブ感情はより増幅されてしまう
- 現実をありのまま受け入れる『受容の精神』を鍛えることが重要!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
あなたの良い変化のきっかけの1つになれれば嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。